内臓と薄毛

 

肝臓の不調が薄毛につながっていることもある?

 

薄毛は、頭皮や毛根に原因があって起こると考えていませんか。もちろん髪の毛の発育環境に問題があると、生えてくる髪の毛にダメージがあるのは事実です。しかし頭皮などに問題がなくても、内臓疾患によって薄毛が引き起こされることもあるのです。

 

なぜ内臓疾患によって髪の毛が薄くなるのでしょうか。それは内臓そのものの機能が下がるため、髪の毛の育成に使われるべき栄養分が、内臓のダメージ回復に優先して回されるようになるからで、これが薄毛や抜け毛の原因となります。こういった内臓疾患の代表としては、主に肝臓病や腎不全、糖尿病などがあげられます。また貧血がひどい場合も栄養が行き渡らないため、髪や体毛に影響が出ることがあります。それから拒食症や極端なダイエットの場合も同様です。ダイエットをしていて、最近抜け毛がひどくなったというような時は要注意です。

 

それ以外に女性の場合は、婦人科系疾患でも薄毛になることがあります。この場合は主、にホルモンバランスの乱れが原因です。女性ホルモンは髪の育成には大きな影響を与えるため、そのバランスが崩れてしまうことで、髪の成長も止まり、抜け毛や張りのなさを生み出す原因となります。特に婦人科系疾患は、不正出血や腹痛などを伴うこともありますので、ダイエットもしておらず、特に内臓が悪いわけでもないのに、薄毛や抜け毛が見られ、しかも生理の周期がおかしい、ひどくお腹が痛むというような場合は、まず婦人科を受診しましょう。

 

それから抜け毛が多く、しかもむくみがある、倦怠感が抜けないというような時は、甲状腺機能低下のこともあります。これも、髪の育成に大きくかかわる甲状腺ホルモンが少なくなることで起こります。この場合は、ホルモンを補充することで回復しますが、40代の女性に多いことから、加齢による薄毛と混同されやすいこともあります。むくみや倦怠感がある時は、内分泌関係の診療科をまず受診しましょう。近所にない場合は、まず内科に行くようにしてください。